7「風の音に耳を傾けてみようか」

朝の風の音に 少し耳を澄ましてみようか
普段聞こえない音が 僕の体へそっと入ってきそうな
そんな予感がしているんだ

夏と秋の境目 心地いい風が通り抜ける
僕の汗を拭き取って 風はどこかへ吸い込まれてく

自転車で駆け下りて 向かい風を2つに割く
そのときほんの微かに 風の音が僕を包み込む

季節の風が僕を 優しく包み込んで
綺麗な音を聴かせる 僕はそれに聴き入る

柔らかい風が僕の 服の間を抜けていく
風特有の音が 辺りに響いてる


夜の風を浴びて 心を研ぎ澄ましておこうか
普段感じないものを 知らず知らずに感じれるから
それを僕は求めてるんだ

冬と春の境目 温かい日差しが包み込む
僕の体を癒してくれて 心地いい風で眠りについてく

商店街を通り抜け 新しい風に身を委ねて
風の思うがままに 僕は身体を浮かせていく

秋の風が僕に 頬を寄せてきて
僕に音を届けて 音もなしに去っていく

激しく吹き荒れる風 今はどこに向かってる?
激しい風の音が 果てしなく鳴り響く



海に吹く風 山を下る風
全部音を含んでて 音と共に吹いてくる
激しいときは荒い音 優しいときはくすぐるだけ
それが風の音で 僕らに分からないもの



風の音に 耳を傾けてみようか
小さく微かな音でも 聴き取れるかもしれない inserted by FC2 system