130「空へ伸びる虹」
釣竿のように上へ 空へ伸びる虹
それが淡い色を放って
地上を彩ってくれる
子どもが書く絵みたいに
虹を橋にして 車で渡れたらいいのに
雨上がりの水溜りに映る もう消えかけの虹橋(こうきょう)
消えてもそこにあるかのように
そこをまだ見つめている
山から山へと 伸びて繋がる虹
それがオーロラのように見え
見る人々を寄せ付ける
子どもらが大人になる頃
虹をヒントにして 新しい橋は出来るかな
デジカメの写真に残る その時だけのレインボー
消えてもなお面影だけは
まだそこに残されている