140「リピート」

僕が眠りについたそのとき 誰かが死んでく
僕が寝なければ 誰かは助かっていたかな
そんなことを たまに思ってる

誰かが死んで 誰かが生きていく
この世界の原理は 儚くも切なくて
必ず誰かが 悲しむ仕組みになってる

明日の太陽を思って 今日も頑張って過ごす
そんな人らが この世界にどれだけいるのか
僕はまだ知らない


誰かが銃を放った瞬間 誰かが泣いてる
泣いてなかったら 弾は撃たれなかったのかな
そんなことに 後で悔やんでる

この軸が廻って 同じことの繰り返し
不景気の波だろうが 影に人が働いて
位置を戻して 地球儀を安定させてる

いつか叶う事願って 今日に別れを告げる
そんな人らに 僕も混ざっているけれど
未だ知らずにいる



ランダムで起きていく まるで景色が流れるように
それが何を齎(もたら)すのか 誰も知らぬこと



ブーメランみたく帰って これまでとはおさらば
新たな時に 意味が生まれることがあるのか
まだ分かっていない
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