169「心の圧力」

汗に流れた怒りより 血に滲んだ悲しみを
ぶつけてみないかい?
強くたって良い 弱くたって良い
ぶつけさえ出来れば それでいいんだよ

どっかのマンガみてぇに 上るとこまで上って
一気に燃えつきりゃ良いんだ
満足できるとこまで 自分にいけるとこまで
限界超える感じで行こうぜ

何もない箱の中で 自分の心と闘って
勝利を収めるのか 惨敗で終わるのか
自分に勝てないと 何にも出来ないと
僕は何も分かってなかった


涙に溶けた悲しみと 心に積んだ憎しみを
曝け出してみようか
泣きじゃくって良い しゃがんでも良い
隠さずに出せれば それでいいんだよ

昨日の雨のように 全てを潤してって
命を与えれたらば良いのに
押し潰される手前を 押し返してやる感じで
我が身すらも驚かせてやろうぜ

古びた部屋の隅で 必死にパズル組み立て
諦めてしまうのか 出来るまでやるのか
これ程も出来ないと 誰に馬鹿にされまいと
この手は頑張っていたのに



僕から 君から 流れ出した涙は
地面に撃ちつけられ そこで蒸発して
小さな雲となって 僕らの身体に
雨を降らすのだろう



汚い屋敷の中を 汗流して片付けて
ほっぽり出すのか やり遂げてみせるのか
使命も果たせないと 罵倒は聞こえてないと
僕は言い聞かせている
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