207「川」

信号を2つ越えたその場所に 溢れそうな川がある
綺麗とは言えなくて 汚いとも言えなくて
そんな場所でも僕は 今も住んでいる

犬が吠えて 僕が目覚めて
朝日が迎えて


道を5分歩いたその場所に 激流の川がある
物凄い音立てて 声とか聞こえなくて
酷いとこでも僕は ここから離れない

目にゴミ入って 目が開けられずに
飛沫が襲って

この川の中には 何が住んでいて
何が守っているんだろう
この川の自然を 人が蝕んで
何が残っているんだろう
生き物の死骸か


地図で1.5cmのその場所に 大きな川がある
いつも虹が出てて 小さなスポットになって
いいとこなら僕は 素直に嬉しい

川に飛び込んで 空気を吸えずに
水面に浮かんで

流れに飲まれては 中を彷徨って
何を目にするんだろう
川の中のことを 人は読み取って
水族館があるのかな
それなら海のほうか



ザリガニやアユ カマキリやヤマメ
そのすべてが僕と 自然と 地球と
共存している



激流の中には 何が潜んでいて
エサを待っているんだろう
陰に身を隠し 飛び出す準備して
中で生きているのだろう
生きていく手段で
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