21「空を飛べたなら」

僕らの頭上に広がる 果てしなく広がる空
鳥のように飛べたなら 君と寄り添って飛ぶだろう


あの空に浮かんでる 僕らを照らし出す太陽
あの星まで距離はどれくらい?
かなり遠いだろうけど 僕には近いように思えた

飛行機が何度か通り過ぎて 鳥たちが優雅に飛び回って
その下で僕は空を見上げる 「いつか飛べる日が来るかな」って
子どもみたいなことを夢見て 今も空を見ている

もし空を飛べたなら 僕はどこへ行くのだろう
鳥と一緒に飛び回り どこか知らぬ大地へ行く
空から見た地の景色 すごく不思議な感じがする
この地の上に僕は ずっと立ってたんだな


この空に流れてる 太陽を隠す大きな雲
あの雲に乗れはしないんだよね
永遠にムリだけど いつか乗ってみたいと思った

梅雨で雨が降り続いて 植物は栄養を蓄えて
それでも僕は空を見上げる 「あの雲を抜けて晴れた空へ」って
叶わないことを想って 今も傘を差してる

もし空を飛べたなら 人はどうなってくんだろう
夢物語が現実になり 現実が忘れられてく
人が陸にいない世界 すごく違和感があるんだ
この地の上でこそ人は 人でいられるんだろう



もし空を飛べたなら 世界はどう変わってくの?
飛行機が不要になり それさえ忘れ去られる
人が飛び回ってる世界 今から想像もできない
地に立つからこそ人は 夢を見れるのだろう



僕らを包み込む 青く澄み切った空
鳥のように飛べたなら 僕も大空に舞うだろう
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