222「ネオンの光、月の光」

町外れのスラム街　タバコ臭いこの頃
ネオンの光を浴びて　暮らしてる
気まぐれで動いてく　この町の野郎ども
タバコ潰した足で　ひねり潰したい

今宵も　悪ガキが暴れまわって　一部を制圧していく
それに混じって　俺らも便乗していく

爪の垢飲んで　誰か見たく強くなって
下克上みたいにいけるか
己への挑戦で　体ボロボロんなって
それでも挑んでく
ただのバカタレ


規格外の金字塔　それを見上げ今でも
豆電球の一つで　食っている

今夜は　月の綺麗な夜空で　真暗闇を照らしていく
月光を避けて　俺らは馴染んでいく

腐野菜を食べて　腹に嵐を呼び寄せ
汚物をぶちまけていけと
誰への戒めも　我が身削って収めて
限界まで高望み
ただの死にたがり



手のひら合わせて　出てくる火の玉に一礼
ネオンの光も　今だけは消えて
俺らも消えてく…