256「Lovers pond」

池の中から見えるは アナタの覗いてくる顔
日が反射して たまに見えないけれど
そこにいることは 私には分かるの

汚れきった川から ずっと流れてきたら
アナタを見つけた
きれいな水から 雲の流れも見えた
それもとても良く

雨の日だって 眺めに来てくれたアナタ
ふと見上げたら 自然と目が重なって
私は 避けるように顔逸らす


晴れた日はここから アナタの顔が見えぬほど
風が吹いてて 仕方なく目をつぶる
そこにいることは 嫌でも感じてる

吸い上げられ空から 落とされてきてたら
ここに入ってた
立派な器から ショボイ器へ移った
でも空はキレイ

寒い日だって カイロ片手に来たアナタ
足滑らせて 落ちたのを見た瞬間
私は 必死に助けようとした



アナタには見えてないよね 私が人じゃないから
人だったらきっと アナタに告白している
決して嫌われても



どんな日だって 眺めに来てくれたアナタ
今日は女性連れ 手をつないでるの分かって
私は 逃げるように目を逸らす
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