302「祈りの歌」

はるか遠い昔 村人が歌った歌がある
難しい歌じゃなく 誰もが歌える優しな歌
きっと今日もその村で 誰か独りは歌ってる
アカペラなんかじゃなく 手拍子だけで歌える歌

癒しを与えるでもなく 安らぎ与えるでもなく
楽しさ与えるその歌 涙を誘えるその歌
その歌を今日も歌っていよう

祭りの夜にもってこい この村の代表歌
深い意味はない 軽いわけじゃない
考えることは忘れて 楽しめってこったよ
祈りの歌を歌って 気分を良くしようぞ


人里離れた森に 祈りを捧げた者がいる
自分のためではなく 人の心に反響(ひび)くような
誰が誰のために 誰を思い歌ってる
風の詩に乗せて 表現豊かに歌える歌

怒りを覚えるわけなく 哀しさ覚えるわけなく
嬉しさ覚えるその歌 心熱くなるその歌
その歌を現在も歌っているよ

祝いの朝にもう一回 この朝のテーマ曲
そんな声出ない? 無理にとは言わない
世界から解放されて 自由(む)になれってことよ
祈りの歌を歌って 本格的になれよ



痛みを伝えるでもなく 苦しさ伝えるでもなく
歓喜を伝えるその歌 胸を躍らせるその歌
その歌は今日も歌われている

笑顔の昼にまた歌う リピートの夢見歌
夢見る暇ない? 休息もいいんじゃない
窮屈な泥靴脱いで 外に出ろってこと
祈りの歌を歌って 明るく見てみようよ
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