349「イメージの種」

これを書いてる時間がもったいない　なんて
思ったことはないよ
だって楽しいから続いてるんだし　だから
今も書いてんだよ

誰かの心に残る　そんな物を書こうなんて
あんまり思わなかった
誰かが楽しくなれば　それだけ考えて書いて
今日も書き続けるよ

目の前に浮かぶ　世の中の事柄
そのどれかだけを　器用にすくい取って
はめ込んだ


誰かに認めてもらいたいってのに　泥は
塗れるわけがないよ
時間を忘れるぐらいハマりこみ　絶えず
詞にしているんだよ

印象的なフレーズ　考えるほど遠のいて
逆に浮かばなくなる
イメージを表現する　それだけ考えて書いて
今も書いてるんだよ

街にバラされた　イメージの種には
特殊なものまで　転がり落ちていて
それを取る



生命の種　儚くて
悩みの種　消えなくて
何かを探して　彷徨って
どこに還る？



目の前に浮かぶ　世の中の事柄
そのどれかだけを　器用にすくい取って
はめ込んだ