37「バス」

車窓から見える夜の光
定期的に流れてく
また見れるかなって
希望を持ってみる

食べかけの昼飯
飲みかけの紅茶
相性は悪けれど
確かにそこにあるんだ

バスの中の光が
僕を眠りに誘い込む
負ける気はないけど
気持ち良くて寝てしまうかも

今日の出来事を 夢でまた見よう


暗闇に映える光の絵
朝になれば消える
他の絵も映える?って
期待してみる

読みかけの文庫
つけたままの電気
ムードが漂ってて
その重みに耐えれない

バスの中の揺れが
なぜだが丁度良くなる
寝る暇はないけど
瞼が重くなってきている

疲れ果てた僕を 夢が癒してくれる



バスの中で喋って バスの中で遊んで
バスの中で食べて バスの中で・・・
バスって乗り物の中では
なんだって出来るのかな?



風呂の中にいるみたいな
そんな気持ちになってゆく
風呂じゃないのは分かってる
それでも体は風呂を求めてる

冷め切った体は いつ温まるだろう
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