374「昨日の僕、明日の君」
明日僕は生きているのでしょうか?
涙目になってすがりつきながら
途方にくれて立ちつくしながら
昨日の僕には会えないでしょうか?
今日という日を見据えていたのに
自転車漕ぎながら 雨にぬれてもなお
無我夢中に漕いでいくのです
自分探しながら 心を持ちながら
希望を掴みそこねていても
この身ある限り求めてます
明日の君は何をしていますか?
朝食にパンをほおばりながら
外で洗濯物を干しながら
今日の君は機嫌が悪いようで
その発端が分からないのですが
君に会えないなら 汗だくになってでも
全力で走り追いつきます
止まることないよう 息を整えつつ
もうパンパンになったこの足で
行ける限り走り続けます
昨日の僕には会えないでしょうか?
今日という日を見据えていたのに
明日の君は何をしていますか?
朝食にパンをほおばりながら
僕たちに今日はあるのでしょうか?
どんな今日を望んでいますか…