390「男の背中」

ゆっくり森を歩く 寂しげな男
涙を流して 空を見上げてる

肩を震わせている 儚げな男
彼が見てるのは どこに架かる虹?

キャンプファイアーみたいな
デカイ火じゃないけど
あったまれればいいんだ
たとえ野宿ででも…

川沿いのどこかに 誰か住んでいないか
住んでるわけがない こんな不便な場所に
人の気配もない


時計の針が動く 見つめてる男
何故に凝視して 気にしまくってる?

懐中電灯見つけ
スイッチオンしても
電池がないみたいだ
マッチでもないのか…

この滝の近くに 洞窟とかないのか
多少寒くていい 寝たり出来さえすれば
他には望まない



男のでかい背中 小さいキズがある
その数はたくさんで
危険を物語る



川沿いのどこかに 誰か住んでいないか
住んでるわけがない こんな不便な場所に
人の気配もない

この滝の近くに 洞窟とかないのか
多少寒くていい 寝たり出来さえすれば
他には望まない
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