392「泡の世界」

泡が降ってきた 僕に降ってきた
道に降り積もる 踏まれて消えてた
泡が降ってきた 手には掬えない
花に積もったら キレイになってた

いつまで降るの? この真白な泡
僕らを映して ゆらゆら落ちてく

特別寒くもない けど暑いこともない
いわゆる適温ていうやつ
僕がおかしいだけ?


泡が降っていた 屋根に積もってた
道は気をつけて 滑りやすいから
泡が降っていた 重みはほぼない
木に乗ってるのは すぐに消えてた

まだまだ降るよ なんの為じゃない
自然現象で それが普通なの

この道を隠すほど 大量に泡が降る
邪魔なことに変わりはない
みんな邪魔じゃないの?



まるで一面泡の世界
ここまで降ってるの ひょっとして初めて?
僕にとってはただ 邪魔でしかないけど…



泡世界にするほど 泡ばかりが積もる
すぐに潰せたりするけど
みんなはどう見てる?
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