398「夜の黒板」

夜の大きな黒板に　浮かぶ小さな点々
それ全てを繋げたなら
新しいのが浮かぶの？

僕はあの小さいの　君は少しデカイの
それぞれのお好みで　自動的に決まって
もう譲れないよ

一つに結んだら　蜘蛛の巣のように
細かいものになった
自分の探しても　どれがどれなのか
分からなくなっていた


地球の巨大スクリーン　そこに映し出されてた
黒い川に浮かぶホタル
それが何を表すの？

木の葉でホタル隠れ　直に数は減ってく
見る場所を変えてみて　それでもホタル見えず
正直泣けるよ

無数の白い点　細胞のように
そこにずっと固まる
どれが生きてるとか　そんなのはいいよ
キレイであればそれで



君にはどう見えるの？
あのホタル
食い入る様に見るよ
点々を



一つに結んだら　蜘蛛の巣のように
細かいものになった
自分の探しても　どれがどれなのか
分からなくなっていた