427「誰だって」

誰だって辛いときはあるんだって
君にだって分かるでしょ？
誰だって泣きたい時があるんだって
みんなにも分かるでしょ？

血溜まりのような水溜り　踏んで見えたのは
奈落の底に広がる景色　君はどう見てる？

掌の曲線に流れる　鮮明な赤い川
そこに入るのは　一体誰だろうか？


誰だって怒るときはあるんだって
誰にだって分かるでしょ？
誰だって優しい時があるんだって
僕にも分かるんだよ？

鏡のような別世界　なぜそう見えたか
なんか遅れてるように見えて　そんな気がしたよ

瞳の奥から溢れてくる　墨のように黒い血
それに映るのは　誰も知らない人



冷たくなった手　温まった手
どちらが強いの　強いとかないよ
争うもんじゃないの？　争いはだめだよ
それの繰り返しだよ



掌の曲線に流れる　鮮明な赤い川
そこに入るのは　一体誰だろうか？

瞳の奥から溢れてくる　墨のように黒い血
それに映るのは　誰も知らない人