48「戦士」

遥か遠くを見つめてる
あの戦士のように 身体にある傷跡
誇りとして見れれば また強くなれるだろう


僕にはない歴史を 持ってるやつがいる
それが栄光の歴史か 黒く塗られた過去なのか
そんなの知りもしないけど
僕に縁がないのは確かだろう

戦いを知らない者達 それに僕も含まれる
戦いとはベツモノの 争いしか知らないんだ
守るモンがあってこそなんだろ?
戦うってのはそういうことだろう

汚れた血で錆びた剣 何人(なんびと)切ってきたのかを
強く訴えている

前を見据える戦士よ どこで限界に触れるのか
僕に教えてくれないか
大切なモノを守るには どこまですればいいのかを
叩き込んでほしいんだ


怖いものを知らないやつらに 彼らも混じっている
喧嘩とは違えども 戦いも知っているから
大切な人がいるからでしょ?
命を懸けて戦っているのは

死人を見続けた瞳 数え切れぬほど見たことを
僕に悟らせようとしてる

明日を見届ける背中は 傷だらけにされているけど
守り続けた証だ
本気になって守るものが 無限大にあることを
戦士達は分かってる



痛めながら守ってる
その戦士のように 強い心はないけど
愛する人のためにも 一歩ずつ強くなろう

幾多の試練があっても
乗り越えてみせる ちょっとのリスクは気にせず
守るものがあるから 僕は強くなれるんだ



疲れ果てた身体は 限界を表してんだけど
限界の先を見てみたい
たとえ動けなくなっても 戦士としての証を
残すことができるだろう
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