483「春先」

頭に降り注ぐ 2枚の花びら
それをくっつけたら
新しい色 生まれた

写真に映る僕ら 出会った春先は
こんな感じでしたっけ?

花が散るとともに 気持ちも剥がれ
いつからか距離は 広がり続け
砕かれてしまった時に
君は土の中


小川に流れてく 小さな色紙
重ね合わせたら
珍しい色 生まれた

風に乗れない僕が 出会った春風は
まるで君がいるよう

涙が流るとき 気持ちも流れ
君への憎(おも)いは 溢れ流れ
黒い雨雲に変わり
今夜は大荒れ



知ったようなこと 言うもんじゃないよ
所詮その程度の 君なんだから



花が散るとともに 気持ちも剥がれ
いつからか距離は 広がり続け
砕かれてしまった時に
君は土の中
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