626 「SCENE」
雲に踏まれた陰を また踏み
未来へ続く道は 雷に 打たれ
ガラスが割れるように 砕けた
歌を歌いながら 歩く人を
おどかしながら 走り去る人を
忘れはしないだろう
車が通った跡を 眺めて
僕を灯す光は 暴風に 吹かれ
炎が消えるように 散消
山を眺めながら お茶する人
笑いながら 泣き倒れる人
いい光景じゃないか