700 「暗証番号」
「忘れたくない」
「忘れてしまいたい」
そんな言葉が　頭を埋める

命に変えても　あなたを守りたい
そうは思っても　なぜ起こせない

一瞬の隙に奪われた
胸に秘めた　宝物
今の所持者は誰だろう？

暗証番号そのままの
鍵もないも同じの
守るほどの価値がない　わけじゃない
胸に刻んでいるから


前に進めない
でもここに居たくない
頭は思ってる　身体は居座る

誰かの涙に流れた
悔しさとか　憎しみも
今となっては思い出よ

暗記してきた知らない場所
だけど君も頼るよ
たどり着く自信がない　わけじゃない
ちゃんと連れていけるから
安心しててよ


スポーツカー乗り回して
夕焼けの綺麗な海でキスしてたい


暗証番号そのままの
鍵もないも同じの
守るほどの価値がない　わけじゃない
胸に刻んでいるから
誤解しないでよ