701 「我が身は続く」
今よりもっと　いろんな絵を描けたなら
君のことをうまく　書くのにな
曲がりくねった　山道のようなクビレ
もうちょっと色っぽく　書けたらな

器用とはいえない右手で　夢を描こう
不器用だって　夢はあるんだ


誰よりずっと　誇れるものがあるなら
自分のこともっと　言うのにな
腰の折れた　ばあちゃんに手を貸すくらい
お安い御用と　言えたらな

明日もつかめないこの手に　芯を刻むと
今晩まで　我が身は続く