714 「帰郷」
今日の街に生まれたことに
誇りで胸が鳴る
今日も明日もおんなじように
我は風を撫でる
大空に飛びし鳥たち
夕日を浴びて飛ぶ
道に倒れるその命さえも
儚く散る
嗚呼 息を深く吸う時
どこかの誰かが
「明日の天気は雨模様か…」
そう言ってうなだれる
夜空には丸い月様
それに心が癒え
周りで光る他の星たちも
月に寄り添う