761 「寂しく濡れた空気」
週末の夜中の 寂しく濡れた空気に ため息漏らした

「もう一切 金輪際 関わらないで いい?
あなたと私では 住む世界が違うから。
じゃあねサヨウナラ」

鼻を突くような匂いに 僕は目を覚ました
例えて言うならコーヒーと 甘ったるいケーキ
そいつらを混ぜたような
そんな匂い


雨上がりの朝の 生臭さ残る道に 身震い感じた

「ただでさえ 気持ち悪い 事言わないで もう
あなたの言葉には 下心が隠れてる
だから寄らないで」


週末の夜中の 生温く濡れた空気に ため息漏らした
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